新型コロナウイルス感染症対策のための臨時休業が終わり、5月25日(月)より「完全開校」しました。なお、新型コロナウイルス感染症対策を徹底しての完全開校ということで、全員がマスク着用、3密を避けるなど教員も生徒も気を遣いながらの開校となりました。

「完全開校」初日の5月25日(月)は、「学校での新学期」開始のための登校となりました。
始業式に代わって、2・3年生は、学年ごとに別々に新転任者紹介のあと、学年集会を行いました。1年生は学年集会およびホームルームを行いました。
全学年、午前中のみの登校となりましたが、久しぶりに全校生徒が登校するということで、マスク着用という息苦しさはあったものの、生徒達は嬉しそうに久しぶりの学校生活を送っていました。
翌26日(火)は、2・3年生は、「基礎力診断テスト」を実施しました。生徒は、事前課題に取り組んだ成果を発揮しようと、しっかりテストに臨んでいました。
1年生については、「自立と協働の体験活動」を実施しました。残念ながら、「協働」、「体験」という部分については、現在の状況を考慮し、実施ができませんでしたが、西高生として、どのような学校生活を送っていかなければならないかについて、校長先生から講話があり、その後、教務、進路、生徒、人権・同和教育推進の各部長より講話がありました。

1年生の生徒たちは、やや緊張していたようですが、真剣に話を聴いていました。
27日(水)から、授業が開始となりました。午前中4時間、各科目の授業を行い、午後には、1年生は、身体測定、2・3年生は、ホームルーム活動となりました。
例年、全校一斉で行っている身体測定も、新型コロナウイルス感染症対策のため、各学年で分割実施するようにしました。
28日(木)は、27日同様、午前中4時間の授業の後、1年生はホームルーム活動、2年生は身体測定、3年生は第1回人権学習を行いました。
3年生の人権学習では、新型コロナウイルス感染症に係る人権問題を通じて、自他を尊重することとはどのようなことなのかを考える学習を行いました。ネットなどで実際に起こっている誹謗中傷などの人権侵害については、3年生も意識が高かった様子で、ワークシートに自分の考えなどをしっかりと書いて、みんなが過ごしやすい社会はどのようなものであるのかについて考えを深めていたようです。なお、今回のテーマについては、全学年で実施することとしています。
29日(金)は、午前中4時間授業の最終日となりました。午後からは、全学年、総合的な探求(学習)の時間を行いました。3年生では、進路説明会を実施し、例年の進路実現のスケジュールや進学の際の学費などについて具体的な説明を行いました。3年生は進路実現の学年ということもあり、自分の進路実現の道筋についてより真剣に聴いていました。
今回の臨時休業は、全ての人にとって初めての体験であり、全ての人が先の見えない不安な生活をせざるをえない状況でした。しかし、完全開校後の西田川高校では、「これまでの日常」とは明らかに違いながらも、日増しに生徒の元気な声が聞かれ、「新たな日常」ができあがってきています。 |